超えそうで超えなかった日経平均2万円の壁を本日あっさり超えました。

それも300円を超す大幅続伸で。

これまで局所的だった株価も大型株が上がる順調な上げりとなりました。

と、喜ばしかった一日でしたが、その反面、株価の暴落の予兆とされるヒンデンブルグ・オーメンが点灯しました。


ロイター
〔マーケットアイ〕株式:日経平均は堅調、米株で「ヒンデンブルグオーメン」点灯


北斗神拳の死兆星のように…。


ヒンデンブルグ・オーメン…略して「ヒデブー」やな。^^;


点灯は今年2回目で、前回の点灯は3月13日で、その後、21日にNYダウが大統領選以降の最大の下げ幅の20905ドルから20668ドルまで237ドル下落しています。

日経平均も3月13日の1万9633円から下がり、4月14日の1万8335円まで落ちています。

ヒンデンブルグ・オーメンは、ドイツの飛行船の事故から付けられたもので、ニューヨーク証券取引所の取引状況から算出されます。

このシグナルが点灯すると30営業日有効で、77%の確率で5%以上の下落、41%の確率でパニック売りすると言われています。


過去の記録はeワラント証券が検証しています。


eワラント証券
ヒンデンブルグオーメンが米国株の下落を予期していた?


全てが下落しているわけではなさそうですが、株価が頂点、高い位置にある場合はほぼ下落しています。

下落幅は3~10%。

お花畑の様相のVIX恐怖指数からは一転しそうな雰囲気があります。

とはいえ、あくまでもシグナルなので、それが現実になるかは分りません。


でも、株は安く買って高く売る必要があるわけで、今買っている人はいずれ今よりも高く売らなければ利益が出ません。

ということで、いずれ売り時が生じるわけですが、一斉なのかコンスタントに出るのかは分りません。

ただ、ここ1か月の煮詰まった市場エネルギーは凄まじそうで、かつ77%の確率での下落となると、事前に備えておくのが正解ではないかと思っています。

新高値数、暴騰レシオなどこれまでに売りシグナルはそれなりに出ており、6月2週目以降にいくつかの指標から下落する可能性とされる時期が重なります。

そして、FRB前長官のコミー氏の発言、イギリスの選挙、フランス選挙などそれなりに重なるので、ポジション調整は悪いことではありません。


しかし、上がっているときは売り時が難しいのも事実。


ちなみに私は、以前からブログに書いていますが、下落に備えて準備していますが、予想が外れた場合は買い時を逃したことになります。(笑)


春先程度の下落なら成功、チャイナショック級が来れば大成功。


上昇し、調整なしでしたら失敗…。


いずれにしてもヒンデンブルグ・オーメンの結果は6月中には判明しそうです。


どうなることやら…。